柿崎麻莉子
ダンサー。振付家。

2012年、イスラエルのダンスカンパニー「Batsheva Dance Company ensemble」に入団。

2013年 、香川県文化芸術新人賞受賞。KAGAWAアンバサダー就任。

2014年、Jerusalem Dance week competitonにて「Golem couple」が銀賞受賞。

2015年、「L-E-V Sharon Eyal | Gai Behar」に入団。

2020年、第14回日本ダンスフォーラム賞受賞。

2021年、第15回日本ダンスフォーラム賞受賞。

2022年、カルチャーセンター"beq.Inc"をオープン。

    「WINGY」振付上演。

2023年、「Can’t-Sleeper」振付上演。


柿崎麻莉子は香川県にうまれ育ち、新体操選手として幼少期を過ごした。教師を目指して筑波大学に入学するが、学生時代に振付家の平原慎太郎や山田せつ子に出会い、アーティストがそれぞれの視点で世界を捉え表現している様に魅了される。大学卒業後はBatsheva ensemble Dance Company(2012-2014)、L-E-V Sharon Eyal|Gai Behar(2015-2021)に所属し、ツアー公演やWS指導など国際的に活動。2018年にMusée de l'Orangerie(Paris)クロードモネ「睡蓮」の前で踊るという夢をかなえる。ダンサーとして出演したDior(2019ss)Paris collectionがファッションとダンスの融合をみせたショーとして話題となる。Sharonとの出会いは、身体やダンスについての考え方だけでなく、ダンサーとしてどのように生きるか、アーティストとしての価値観形成に大きな影響をあたえた。ダンサー活動と並行して振付活動をはじめ、2014年にJerusalem Dance Week competitionで銀賞、2020年2021年には2年連続で日本ダンスフォーラム賞を受賞。

パンデミックの閉塞感からの反動で上演形式のライブ性に着目して創作されたダンスパーティー「WINGY」(2021)、日本人の5人に1人が不眠病であることを受けて創作された「Can’t-Sleeper」(2023)など、誰もが経験したことのある感情を作品に落とし込み、高度にトレーニングされた身体性をもちいてムーブメントへと昇華する。鑑賞者が作品との繋がりを感じられるような、さらには他者の存在を感じることで世界の広がりを感じられるような作品創作を目指しており、世界各国のダンスフェスティバル、ダンス学校でWSや作品上演をおこなっている。2023年、アーティスト長島有里枝の展覧会「ケアの学校」で「パーソナルダンス」と題した企画を実施。表現としてのダンスではなく、相手の言葉を受け止めるためのコミュニケーションツールとしてのダンスの可能性の模索をはじめた。2022年よりアート・カルチャーセンターbeqを熊本にオープンし、文化や芸術をカジュアルに楽しめる場づくりを実践中。Gaga指導者。


Mariko Kakizaki

Mariko Kakizaki was born in Japan. Trained in rhythmic gymnastics during childhood and started dancing at the age of 18. She took part in Batsheva ensemble dance company 2012-2014 and L-E-V Sharon Eyal|Gai Behar 2014-2021. The encounter to amazing mentors helped her exploring her own reason to dance, mind-body unity, and liberation of imagination and emotions enriched in human experience. In2021 she moved back to Japan and started her choreographic career. Mariko was awarded for 14th Japan Dance Forum award (2020),15th Japan Dance Forum Award(2021). In 2021 Mariko opened art-culture center beq in Kumamoto. She is a certified Gaga teacher.


写真:長島有里枝

Instagramの写真を取得できませんでした。