スタジオ
2年間毎日歩いたスタジオへの道が違って見える。
こうして帰ってくると、3か月の旅がどんな変化を自分にもたらしたのかがよくわかる。
旅をしている間は情報がいつも向こうからやってきた。
色・匂い・味・宗教、色んなものがものすごい勢いでが次々と私に突撃してくるもんだから
私はただただ情報を受け止めるのに一生懸命だった。
いま、スタジオに戻ってきて。静かなスタジオ。平らな床。私だけの空間。私しかいない空間。
何にも突撃してこない空間と時。
それらははじめ、なんだか頼りないもののように感じた。自分の体だけが空間にある。
それから、色んな音や景色が、自分の記憶の中から聞こえてくるのに気付いた。
旅に出る前は知らなかった景色が記憶から湧き出て空間に染みていく。
豊かで満たされた空間。
今週末にあるコンペティションに向けて、新しいパートナーのタミールとのリハーサルが始まった。
たったの3日間で振りを教えて(OMG!)コンペに出るという超阿呆スケジュールだ。
うーー最善を尽くすのみである。
タミール↓
それにしても3か月ダンスをしていなかったわりに体が動いて安心した。もちろん筋力は衰えているのだけど。ヨガが効いているのか、自分がおそれていたほどは悪くはない。ああ、バランス感覚はゆるんだか。スポーツマンや身体パフォーマーにとってオフは(数日の休みでさえ)、パフォーマンスに悪影響をきたすとよく言われる。まったくもってその通り。
でも、なんとなく、私にはこの時間が必要だったんだと思う。
未知の世界に触れ、自分のちびさを感じる時間。
いま、このちびな私から、ダンスをしたいというパッションがギャーギャーと溢れているのを感じる。(全身筋肉痛)
いいかんじです。いろいろしたいことがあって、ムラムラ。
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