小豆島

先日、時間を持て余していたので、ふと思いつきで港に行き、すぐに出港する船に乗ってみた。瀬戸内海は 「小豆島」 へ連れて行ってくれた。

こんな旅の始まりは楽しい。

行きの船である家族に出会った。お母さん、6歳の男の子、4歳の女の子、それからベイビー。

子供たちの素直さと快活さに、もう、メロメロ。かわいいんだコレが。港に着いた途端子供たちが走り出し、アララと心配になったけど、港は彼らの庭だから大丈夫よとお母さんは笑っていた。

自然の中でどんどん遊びを見つけていく子供たち。お母さんは子供を信頼していて、メッチャかっこいい女性だった。その家族に島を案内してもらい、海で遊び、晩御飯までごちそうになりました。とても楽しい時間でした。

島を案内してもらった時に出てきた「農民歌舞伎」という言葉。

普段は役者でない一般の農民たちが歌舞伎の演じ手となり、公演をするってやつ。小豆島にはその伝統がまだ残っているんだって。香川県にはそういうのが多い。獅子舞もそんな感じだ。近所のおじさんや子供たちが獅子舞(パフォーマー)となり、各家庭を練り歩き、お金をもらっていく(確か…)。小さいときにばあちゃん家の玄関からみた獅子舞をよく覚えている。遠くの方でコンコンチキチキやってると思ったら、突然玄関まで入ってきて噛みついてきて怖かった。あの顔で揺れながら来られると、やっぱ怖いんですよ、獅子舞って。演者と観客の境目が曖昧な香川県。瀬戸内芸術祭だって普通の場所をアート空間にしちゃおうみたいな感じだし、そういうの好きなのかな。


小豆島。

醤油とそうめんとオリーブと佃煮の街。二十四の瞳。でっかい自然に囲まれた豊かな島。でっかい海とでっかい山の両方が向かい合って、轟々とエネルギーを発しあっていた。その大きな怪物たちの狭間30kmを自転車で走り抜けた。気持ちよかったー。二日じゃ足りなかったので、また行きたいです。

それにしてもブログって何書いたらいいかわからんし、長くなってしまうな。

のんびり書いていきます。それでは、またne。


柿崎 麻莉子 | Mariko Kakizaki

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