ニャチャン

ニャチャンにやってきた。

美しいビーチとロシア語の看板が印象的な街だ。この街はロシア人のバケーションビーチとして栄えている。通りを歩くロシア人の巨体に驚く。ベトナム人のサイズに慣れているせいかずいぶん大きく見える。

ベトナムは54の民族から構成されている多民族国家で、その8割がキン族と呼ばれる部族。

今日行ったポーナガール塔では、少数民族のチャム族の皆さんが熱心にお祈りをしていた。私も真似をして、膝をついてみた。小さな部屋、もくもくと線香の煙が立ち込める中、ウマー神に向かって目を閉じ、鐘のなるのを聞いていると、どこか別の場所に繋がっていくのを感じた。トリップ~

ポーナガール塔はチャンバ王国のポーナガール遺跡群のひとつだそうで、女性の神様や象の神様や鳥の神様がところどころに。遺跡のエネルギーが観光者のエネルギーに勝っている場所だと感じた。写真は陽気なポーズのウマー神の真似。


塔内でのらりくらりしていると、女の子4人が踊りだした。チャンバ王国の生き残りともいわれる、チャム族の伝統舞踊だ。小道具がどんどん出てくるのとヒラヒラとひるがえる手が特徴的。この手の特徴はベトナム・カンボジア舞踊でよく見るけど、気になるムーブメントだ。まあ、売店の女の子たちが踊る仕事もしてるって感じであんまり気合は入ってなかったんだけど。踊ってる途中にニヤニヤしちゃうみたいな、そのゆるさがいい感じでした。ベトナムに住む54の民族、それぞれに伝統舞踊があるのかと想像すると、なんか興奮しますね。


夜はホステルの兄ちゃんと貝のバーベキュー。シーフードがおいしいんだこの街は、と言われたけど、そんなに貝ばっかり食べられないよ。ああ、おなかのなかで貝が動いている気がする。


柿崎 麻莉子 | Mariko Kakizaki

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